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App Store の製品ページで、ダウンロードの手前で離れる人を減らす

ダウンロードが伸びないとき、多くのチームはアプリの中身から直し始めます。ただ、最初に人が離れるのは App Store の検索結果と製品ページです。Apple が用意しているカスタムプロダクトページと製品ページの最適化を使い、日本語のストアページで何から直し、何を試すかを書きます。

アプリのダウンロードが伸びないという相談を受けると、たいていオンボーディングや機能の話から始まります。アプリの中で何がわかりにくいのか、どこで離脱しているのか。

その前に見てほしい数字があります。App Store Connect の「コンバージョン率」です。Apple の定義では、ダウンロードと予約注文の合計を、ユニークデバイスのインプレッション数で割ったものです。インプレッションは、Today、ゲーム、App、検索の各タブでアプリが1秒以上表示された回数で、製品ページの表示も含みます。

つまりこの数字は、アプリを開く前、検索結果と製品ページを見た人のうち何人が入手を押したかを表しています。ここが低いなら、アプリの中をいくら直しても、そもそも中まで来る人が増えません。

自分のアプリをいくつか App Store に出してきた経験から、日本語のストアページで直す順番を書きます。

検索結果に出るのは、最初の数枚

Apple の製品ページのガイドによると、スクリーンショットは最大10枚まで載せられ、App プレビューの動画がない場合は、向きに応じて最初の1枚から3枚が検索結果に表示されます。

検索結果で比べられているのは、アイコン、名前、サブタイトル、そしてこの数枚です。製品ページを開くかどうかも、この数枚で決まります。

日本の会社のアプリでよく見るのは、1枚目が会社のロゴやキャッチコピーだけのスクリーンショットです。検索結果でこれが並ぶと、何ができるアプリなのかが伝わりません。1枚目には、アプリを使っている画面そのものと、何ができるかを一行で書いたテキストを置くことを勧めます。

名前とサブタイトルは30文字

名前もサブタイトルも、上限は30文字です。Apple のガイドは、サブタイトルでは「世界一のアプリ」のような一般的な表現を避け、アプリの機能や典型的な使い方を書くよう勧めています。

日本語の30文字は、英語の30文字よりかなり多くのことが書けます。それでも、会社名とサービス名とキャッチコピーを全部入れようとすると足りません。名前はサービス名、サブタイトルは「誰が、何をするためのアプリか」と分けて考えると決めやすくなります。

キーワード欄は、日本語だと思ったより入らない

キーワード欄の上限は、Apple の製品ページのガイドでは100文字、App Store Connect のヘルプでは100バイトと書かれています。日本語の文字は1文字が複数バイトになるので、バイトで数えるなら、英語と同じ感覚で詰めると早く上限に届きます。少ないほうの前提で考えておくのが安全です。

ガイドには、すでに入れた語の繰り返し、カテゴリ名、「アプリ」という語、他社のアプリ名を入れないことも書かれています。限られた枠なので、名前とサブタイトルにすでにある語は外し、ユーザーが実際に検索しそうな言葉を優先します。

入口ごとにページを分ける

カスタムプロダクトページを使うと、通常の製品ページとは別に、最大70のバージョンを作れます。変えられるのは、スクリーンショット、App プレビュー、プロモーションテキストです。それぞれに専用のURLがあり、キーワードを割り当てれば、そのキーワードの検索結果で通常のページの代わりに表示されます。iOS 18 以降なら、入手後にアプリのどの画面を開くかも指定できます。

これが効くのは、入口が複数あるアプリです。たとえば、店頭のQRコードから来る人、SNSの広告から来る人、検索から来る人では、知りたいことが違います。店頭から来た人には店舗で使う機能の画面を、広告から来た人には広告で見せた内容と同じ画面を見せる。広告とページの内容が食い違っていると、そこで人が離れます。

試すのは、一度に一つ

製品ページの最適化では、通常のページに対して、アイコン、スクリーンショット、App プレビューを変えた案を最大3つまで同時に試せます。テストは最長90日間で、言語ごとに対象を選べます。

ここでよくある失敗は、アイコンもスクリーンショットも一度に全部変えてしまうことです。結果が良くても悪くても、何が効いたのかがわかりません。最初は1枚目のスクリーンショットだけを変えた案で試し、勝ったほうを残してから次に進むほうが、遠回りに見えて早く結論が出ます。

もう一つ、見ている人が少ないアプリでは、テストの結果がなかなか出ません。その場合は、テストより先に、上の三つ(1枚目、サブタイトル、キーワード)を直すほうが効果があります。

スクリーンショットの文字は、検索結果の大きさで読めるか

スクリーンショットに入れる説明の文字は、検索結果に小さく並んだ状態で読めるかどうかで決めます。デザインのデータを大きな画面で見ていると、ここを見落とします。

確認の方法は簡単で、実際の iPhone で App Store を開き、自分のアプリを検索して、並んだ状態を見ることです。一行に詰め込んだ長い文は、たいていここで読めなくなります。日本語なら一枚につき十数文字、二行までに収めると読みやすくなります。

海外でも配信しているなら、英語のページも同じ考え方で作ります。Apple のガイドにあるとおり、App プレビューは App Store のすべての言語でローカライズできます。日本語の画面に英語の字幕を足しただけのスクリーンショットは、検索結果では何のアプリか伝わりません。

プロモーションテキストは、審査なしで変えられる

説明文の上に表示されるプロモーションテキストは170文字までで、新しいバージョンを提出しなくても、いつでも変更できます。キャンペーンや季節の告知に向いています。ただし、検索順位には影響しないので、キーワードを並べる場所には使えません。

最初の打ち合わせで

ダウンロードを増やしたい場合、最初の打ち合わせでは三つを見せてください。App Store Connect のインプレッション、製品ページの表示数、コンバージョン率の直近の数字。いまの製品ページのスクリーンショット。そして、ユーザーがどこから来ているか(検索、広告、店頭、SNSなど)です。

アプリの中を直すのか、ストアのページを直すのか。この三つで、まず手をつける場所が決まります。

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