Claude で1週間の定型業務を自動化する方法
タスクを仕分けてから、日報、週報、週次計画の下書きを Claude の定期タスクに任せる手順。日本語のプロンプト例と安全に使うためのルール付き
日本の会社で働いていると、週の時間の多くは、作業の周りの仕事に消えていきます。日報、週報、定例の準備、メールの一次対応。どれも大事ですが、毎週ほぼ同じ形をしています。同じ形をしている仕事は、Claude に任せられます。私も自分のアプリを作りながら、この仕組みで週を回しています。
自動化の前に、まず仕分けをする
散らかった週をそのまま自動化すると、散らかり方が速くなるだけです。最初にやるべきことは、今週のタスクを全部書き出して、Claude に仕分けてもらうことです。日本語のままで問題ありません。Claude は日本語の箇条書きや、敬語まじりのメモもそのまま理解します。
今週やることを思いつくまま全部書きます。次の4つに分けてください。
1. 今週やる(期限があり、自分にしかできない)
2. 予定に入れる(大事だが期限がなく、後回しになりがち)
3. 任せる・自動化する(他の人や仕組みでできる)
4. やめる(正直に。理由を1行で)
条件:1は1日3件まで。3には「誰に」「何で」任せられるかを書く。
最後に、この仕分けを一番変えそうな質問を1つだけ私にしてください。
リスト:
ポイントは4番です。自分では「やめる」がなかなか選べません。Claude に理由付きで言われると、案外すんなり手放せます。そして3番のうち毎週くり返すものが、そのまま自動化の候補になります。
どこで動かすかを決める
Claude で定期実行する方法は3つあります。
- Cowork の定期タスク:Claude デスクトップアプリの Cowork タブで
/scheduleと入力し、やりたいことを日本語で伝えます。クラウドで動くので、PC がスリープしていても実行されます。ターミナルを使わない人はここから始めるのが一番簡単です。 - Claude Code のルーティン:プロンプト、スケジュール、使ってよいコネクタをまとめて保存し、Anthropic のクラウドで実行する仕組みです。Claude Code の中で
/scheduleを使うか、claude.ai/code/routinesから作成します。Pro、Max、Team、Enterprise プランが対象で、現在はリサーチプレビューです。 - デスクトップのローカルタスク:デスクトップアプリの Code タブで Routines を開き、New routine から Local を選びます。自分の PC のファイルを扱えますが、アプリが開いていて PC が起きている間しか動きません。
判断基準はシンプルです。メール、カレンダー、ドキュメントを読む仕事はクラウド。手元のファイルを触る仕事はローカル。詳しい比較は 公式ドキュメント にあります。
日本の職場で効く3つの定期タスク
Gmail、Google カレンダー、Google ドライブ、Slack などはコネクタとして一度つなげば、定期タスクから使えます。社内で使っているツールにコネクタがあるかは、Claude の設定画面で確認してください。
月曜朝の週次計画
今週の Google カレンダーと、[タスク管理ドキュメントのリンク] を読んでください。
今週の成果として大事なことを3つ、準備が必要な会議、すでに詰まりすぎている日を
1ページにまとめて「今週の計画」という下書きで保存してください。送信はしないこと。
夕方の日報下書き
今日の予定と、送信済みメール、[メモのドキュメント] を確認して、
日報の下書きを作ってください。形式は「本日の実施内容」「進行中」「明日の予定」「共有事項」。
社内向けなので丁寧語で、1項目1行、誇張しないこと。
日報や週報は、会社ごとに決まった型があります。その型をそのままプロンプトに貼るのがコツです。Claude は指定された見出しと文体をかなり忠実に守ります。
金曜の週報と振り返り
今週の「今週の計画」と、実際のカレンダーと送信済みメールを比べてください。
上司向けの週報の下書き(成果、課題、来週の予定)と、
私個人向けのメモ(時間が実際にどこへ消えたか、やめるべきこと1つ)を分けて作ってください。
安心して任せるためのルール
自動化は勝手に動くので怖く見えます。実際には、リスクはいくつかの設定に集中していて、どれも自分で管理できます。
- 最初は下書きだけ:送信、投稿、削除はさせません。上司や取引先に届くものは、必ず自分の目を通します。
- コネクタは必要な分だけ:クラウドのルーティンは、初期状態で接続済みのコネクタをすべて含み、確認なしで動きます。保存前に不要なものを外してください。
- 社内規程を確認する:業務メールや社内資料を外部の AI サービスで扱ってよいかは会社によって違います。情報システム部門のルールを先に確認してください。
- 時刻はだいたい:実行は予定時刻から数分遅れて始まります。ローカルタスクは PC がスリープしていると、起きたときに1回だけまとめて実行されます。
最初の1週間はプロンプトを直す
結果がずれていたら、下書きを手で直すのではなく、プロンプトを直します。プロンプトこそが自動化の本体だからです。各実行はセッションとして残るので、Claude が何を読んで何を書いたかを後から確認できます。
まずは今週末、仕分けのプロンプトと、夕方の日報下書きの2つだけ試してください。5日続けて手直しが要らなくなったら、月曜の週次計画を足します。ルーティンの詳細は ルーティンの公式ドキュメント、ローカル版は デスクトップの定期タスク にまとまっています。