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Claudeでフォルダとレシートを安全に整理する方法

何も消さずにファイルを整理する手順と、レシートや領収書を確認済みの一覧表にする方法。年度別フォルダ、登録番号、和暦にも対応します。

「最終版」「最終版2」「最終版_修正」。ダウンロードフォルダや共有ドライブに、こんなファイルが並んでいないでしょうか。フォルダ分けのルールは最初はたいてい存在します。問題は、手で整理する作業が退屈なので、誰も続けないことです。Claudeはファイルを開いて中身を読み、移動までできます。退屈な部分を任せられるようになりました。

ただ、数千のファイルを動かす作業は、雑にやると取り返しがつきません。ここでは、何もなくさずに整理する手順と、確定申告や経費精算の前に役立つレシート整理のやり方をまとめます。

どのClaudeを使うか

ブラウザの通常のチャットでは、パソコン内のファイルは触れません。次のどちらかを使います。

  • Claude Code:有料プランに含まれ、ターミナルやVS Codeで動きます。整理したいフォルダで起動します。導入は公式クイックスタートを参照してください。
  • Cowork:Claudeのデスクトップアプリの機能です。ターミナルを使わずに、フォルダを選んで作業を頼めます。

会社のPCで使う場合は、社内のAI利用ルールを先に確認してください。契約書や個人情報が入ったフォルダは、許可された環境でだけ扱うのが基本です。

安全のための三つの約束

  1. 初回はコピーで試す。フォルダを複製し、そちらを整理させます。結果に納得してから本物に使います。
  2. 先に計画だけ出させる。Claude CodeではShift+Tabでプランモードに切り替えるか、依頼の頭に/planを付けます。承認するまでファイルは変更されません。
  3. 移動の記録を残させる。Claude Codeの巻き戻し機能は、mvなどのコマンドで動かしたファイルは元に戻せません。記録ファイルが「元に戻す」ボタンの代わりになります。

日本の職場向けの整理プロンプト

日本語でそのまま頼めます。Claudeは日本語のファイル名もPDFの中身も問題なく読めます。

このフォルダ内のファイルをすべて確認してください。まだ移動・名前変更・削除はしないこと。
ファイル名だけで判断せず、中身を開いて、何の書類かを把握してください。

そのうえで、次の方針でフォルダ構成を提案してください。
・第1階層は年度(4月始まり)。例:FY2026
・第2階層は取引先または案件名
・見積書、請求書、契約書、稟議書、議事録は、案件フォルダ内でも種類が分かる名前に
・ファイル名は「YYYYMMDD_取引先_内容」。スペースは使わない
・判断に迷うものは「_要確認」フォルダへ

構成案と、移動例を10件(元のパスと新しいパス)見せて、私の承認を待ってください。

承認したら、実行はこう頼みます。

合意した構成で進めてください。移動の前に、元のパスと新しいパスを記録した
move-log.csv と、すべてを元に戻す undo-moves.sh を作ってください。
削除は一切しないこと。最後に、移動前と移動後のファイル数が一致するか確認して報告してください。

最後の件数確認が一番大事です。数が合わなければ、どこかで上書きや取りこぼしが起きています。重複ファイルも同じ考え方で、Claudeには一覧を出させるだけにして、消すのは自分で判断します。

レシートと領収書を一覧にする

スマホで撮ったレシート、メールで届いたPDFの領収書、スクリーンショット。全部を一つのフォルダに入れて、その一つ上の階層で次のように頼みます。

./receipts 内のファイルをすべて読み、receipts.csv を作ってください。
列:日付(YYYY-MM-DD)、取引先、金額、税込/税抜、消費税額(記載がある場合のみ)、
登録番号(Tから始まる番号。記載がある場合のみ)、分類、元ファイル名、確信度、メモ

ルール:
・数字は絶対に推測しない。読めない箇所は「読取不可」とし、確信度を低にする
・和暦(令和など)は西暦に直す
・消費税額は印字されているものだけを記録し、計算で補わない
・HEICの写真は、元ファイルを残したままJPEGのコピーを作ってから読む
・20件ずつ処理し、そのたびに保存する

最後に summary.md に、月別・分類別の合計、重複の可能性があるもの、
レシートが1件もない月、確信度が低い行の一覧をまとめてください。
行数と除外したファイル数の合計が、全ファイル数と一致するかも確認すること。

インボイス制度以降、登録番号の列があると経理担当や税理士とのやり取りがかなり楽になります。番号が正しいかどうかは、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで確認できます。

電子で受け取った領収書やスキャンしたレシートの保存には、電子帳簿保存法の要件があります。日付・金額・取引先で検索できるようにしておくことが求められるので、ファイル名をこの三つで揃えておくと後で困りません。細かい要件は国税庁の案内で確認し、何を経費にするかは税理士と相談してください。この手順は記録の整理であって、税務の判断ではありません。

その場でスマホに記録したい人向けに、私はレシートと請求書のiPhoneアプリReshitoも作っています。

毎月一行で済ませる

Claude Codeは、起動したフォルダにあるCLAUDE.mdというファイルを読み込みます。フォルダ構成、命名ルール、「削除しない」「推測しない」をそこに書いておけば、翌月からは一行で済みます。

./inbox の新しいファイルを CLAUDE.md のルールで整理し、move-log に追記して、
「_要確認」に入ったものを教えてください。

まずはダウンロードフォルダのコピーで試してみてください。記録ファイルと件数の一致を一度見れば、大事なフォルダも安心して任せられるようになります。

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