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Claude に Web 検索とブラウザ操作の目を持たせる

Web 検索、Claude Code の WebFetch、Claude in Chrome、MCP の4段階で、Claude が最新情報やログインが必要な画面を扱えるようにする方法

Claude は、学習したデータと、目の前に渡されたものしか知りません。先週発表された制度改正や、競合の新しい料金ページについて聞くと、もっともらしい推測が返ってきます。これを解決するのが、Claude に「目」を持たせることです。検索、ページの読み込み、実際のブラウザ操作、そして仕事で使っているツールとの接続。4つの段階がありますが、多くの人は最初の1つしか使っていません。

段階1:チャットで Web 検索をオンにする

claude.ai やデスクトップアプリのチャット欄の左下にある + ボタンから Web search をオンにします。これで Claude が検索でき、URL を貼ればそのページも読めるようになります。

日本の情報を調べるときにひとつコツがあります。日本語の情報源と英語の情報源では、出てくる事実も論調もかなり違います。両方を指定すると、偏りに気づきやすくなります。

[テーマ] について調べてください。
日本語と英語の両方で検索し、検索結果の抜粋ではなく実際のページを読むこと。
主張ごとに出典 URL と公開日を書くこと。
情報源に書いてあることと、あなたの推測をはっきり分けること。
日本と海外で情報が食い違う場合は、どちらか一方にまとめず両方を示すこと。

最後の一文が大事です。何も言わないと、AI は食い違いを1つのきれいな答えにまとめてしまいがちです。

段階2:Claude Code の WebSearch と WebFetch

Claude Code には Web 用のツールが最初から2つ入っています。WebSearch は検索結果のタイトルと URL を返し、WebFetch は指定した URL を読んで、必要な部分を抜き出します。インストールは不要です。

知っておくと便利なのは、WebFetch がページをそのまま渡すのではなく、質問に沿って要約した結果を Claude に渡す点です。「そのページには書いていない」と返ってきても、聞き方が狭かっただけのことがあります。質問を具体的にして読み直させるか、curl で生のページを取らせると確実です。

よく見るドキュメントのサイトは、プロジェクトの .claude/settings.json で事前に許可しておくと、毎回の確認が減ります。

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "WebSearch",
      "WebFetch(domain:developer.apple.com)",
      "WebFetch(domain:github.com)"
    ]
  }
}

私はアプリ開発で使うフレームワークの公式ドキュメントをここに入れています。Claude が古い記憶ではなく最新の仕様を確認するようになり、書き直しが減りました。

段階3:Claude in Chrome で実際のブラウザを使う

日本の業務システムは、ログインが必要なものがほとんどです。社内ポータル、経費精算、勤怠、各種 SaaS の管理画面。検索や WebFetch では中が見えません。

Claude in Chrome は、あなたがすでにログインしているブラウザで、Claude がタブを開き、クリックし、入力し、ページを読めるようにする拡張機能です。Chrome、Edge などの Chromium 系ブラウザで動きます。Claude Code から使う場合は Pro、Max、Team、Enterprise のいずれかのプランが必要です。

claude --chrome

セッション内で /chrome を実行すると、接続状態の確認や再接続ができ、Enabled by default を選べば毎回のフラグが不要になります。ログイン画面や CAPTCHA に当たると、Claude は止まってあなたに操作を頼みます。

エクスポート機能のない管理画面から一覧を表にまとめる、といった地味な作業で特に役に立ちます。ただし、会社のシステムを AI に操作させてよいかは、必ず社内ルールを確認してください。

段階4:MCP でツールと直接つなぐ

MCP(Model Context Protocol)は、Claude を外部のサービスにつなぐ仕組みです。Web ページを読むより、コネクタ経由で本物のデータに触れる方がずっと正確です。Claude Code では1行で追加できます。

claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp

接続状況は /mcp で確認できます。国内の SaaS に公式の MCP サーバーがあるかどうかはサービスによって違うので、各社のドキュメントを確認してください。詳しくは MCP の公式ドキュメント にあります。

目を持たせるときの注意

  • ページに指示が紛れていることがある:Web ページの文章が Claude に何かをさせようとすることがあります。読んだ内容は情報として扱わせ、送信や削除ができるツールと組み合わせるときは特に慎重に。
  • ログイン済みのブラウザはあなた自身:Chrome での操作はすべてあなたのアカウントで行われます。最初は読むだけの作業から始めて、様子を見てください。
  • 信頼できるサーバーだけ入れる:ローカルの MCP サーバーはあなたの権限で動くプログラムです。公式のものを優先し、それ以外は中身を確認してから入れます。

まずは今日、段階1の検索をオンにして、上の調査プロンプトを実際のテーマで試してください。Claude Code を使っているなら、よく見るドキュメントを3つ許可リストに入れ、claude --chrome で自分が作っているページを確認させてみてください。ブラウザ連携の詳細は Chrome 連携のドキュメント にあります。

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