Claude Codeで本当に入れるべきスキルとプラグイン
スキル、プラグイン、MCPの違いから、最初に入れる三つ、会社で使うときのスコープ設定、自分専用スキルの作り方までまとめます。
「入れるべきClaudeスキル50選」のような記事を見るたびに、少し心配になります。たくさん入れるほど賢くなりそうに見えますが、実際は逆のことが多いです。私は毎日Claude Codeで自分のアプリを作っていますが、常に入れているものは画面一枚に収まる程度です。
この記事では、最初に入れる価値のあるものを絞り込み、正しいインストール方法と、会社で使うときに気をつけたい点をまとめます。
スキル、プラグイン、MCPの違い
まず言葉を整理します。ここが曖昧なまま入れ始めると、何が効いているのか分からなくなります。
- スキル:
SKILL.mdを含むフォルダです。Claudeに一つの仕事のやり方を教えます。普段は名前と説明文だけが読み込まれ、関係する依頼が来たときに中身が使われます。 - プラグイン:スキル、エージェント、フック、MCPサーバーなどをまとめたパッケージです。マーケットプレイスからインストールします。
- MCPサーバー:GitHubやNotion、ブラウザなど外部サービスへの接続です。知識ではなく、アクセスを与えます。
たとえば「Notionのスキル」を入れても、Claudeが社内のNotionを読めるようにはなりません。読めるようになるのはMCPで接続したときです。
最初は公式マーケットプレイスから
Claude Codeは初回起動時に、Anthropic公式のclaude-plugins-officialを自動で追加します。GitHubで探し回る前に、まずここを見てください。
/plugin
Discoverタブで一覧が見られます。Webではclaude.com/pluginsでも同じカタログを確認できます。
私が最初の一週間におすすめするのは、次の三つだけです。
/plugin install skill-creator@claude-plugins-official
/plugin install playwright@claude-plugins-official
/plugin install context7@claude-plugins-official
skill-creatorは自分用のスキルを作るためのもの、playwrightはClaudeに実際のブラウザを操作させて画面を確認させるもの、context7はライブラリの最新ドキュメントを参照させるものです。UIを作る人はfrontend-designも加えてください。
会社で使うならスコープを意識する
日本の会社では、新しいツールを入れるたびに情報システム部門の確認や稟議が必要になることがよくあります。ここで役に立つのがインストール時の「スコープ」です。
- User scope:自分のすべてのプロジェクトで使う
- Project scope:リポジトリの
.claude/settings.jsonに記録され、チーム全員に共有される - Local scope:このリポジトリで自分だけが使う
チームで使うプラグインはProject scopeにしておくと、何が入っているかが設定ファイルとしてレビューできます。「誰が何を入れたか分からない」という状態を避けられるので、社内説明もしやすくなります。
コミュニティ製スキルは読んでから入れる
個人が作った優れたスキルもたくさんあります。ただし、それは他人が書いた指示とスクリプトが、あなたの権限で動くということです。必ず中身を読んでから入れてください。
git clone https://github.com/blader/humanizer /tmp/humanizer
less /tmp/humanizer/SKILL.md
cp -R /tmp/humanizer ~/.claude/skills/humanizer
~/.claude/skills/に置けば全プロジェクトで、リポジトリの.claude/skills/に置けばそのリポジトリだけで使えます。
一番価値があるのは自分で作るスキル
日本の職場には、日報、議事録、週次報告、顧客への提案メールなど、決まった型の仕事がたくさんあります。毎回Claudeに「この形式で」と説明しているなら、それはスキルにするべきです。
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name: gijiroku
description: 会議メモを社内の議事録フォーマットに整える。議事録、会議メモ、ミーティングのまとめを頼まれたときに使う。
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以下の順で整理してください。
1. 日時、参加者、目的
2. 決定事項(決まったことだけ)
3. 宿題(担当者と期限つき。不明な場合は「未定」と書く)
4. 保留事項
敬語は社内向けの丁寧語に統一し、推測で担当者を埋めないこと。
これを~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.mdとして保存するだけです。説明文は日本語で問題なく機能しますが、「議事録」「会議メモ」のように、実際に依頼で使う言葉を入れておくと呼び出されやすくなります。
入れたら試す、使わなければ外す
新しく入れたものは、答えが分かっている小さな仕事で試します。
今入れた[スキル名]を試したいです。
まず、何ができて何にアクセスできるかを二文で説明してください。
次に、この小さな作業で使ってください:[結果が分かっている作業]
推測した部分があれば明示してください。
外部への送信や公開はしないでください。
スキルは入れているだけで、毎回名前と説明文がコンテキストを使います。/skill-doctorで各スキルのコストと使用頻度を確認し、/pluginのInstalledタブで使っていないものは無効にしましょう。
まずは三つ入れて、一週間使ってみてください。その間に一番よく説明し直した仕事を、自分の最初のスキルにする。それが一番効く使い方です。